脱「コレジャナイ」感

念願のマイホーム。

新品の家具も揃えて、理想の部屋が出来上がるはずだったのに漂う「コレジャナイ」感。

その原因に多いのが、収納とコンセントの位置を見誤ったこと。

 

広いリビングという条件を優先しすぎて収納が足りずに、リビングにものが侵食してしまっているお宅は結構多いものです。

もう一点は電化製品のコード。

コンセントの数を見誤ってたこ足配線になっていたり、使いたい位置にコンセントがなくて延長コードが伸びていたり、テレビの線が届かず泣く泣く長いテレビコードを使用したり。。。。

 

気がつくと、配線がリビングを横断していたり、部屋の隅にコードがうじゃうじゃ。

これでは、理想の部屋とは程遠い状態になってしまいます。

コードは一つ見えるだけでも部屋の印象がガラリと変わってしまうものです。

注文住宅を購入するのであれば、家具や電化製品を置く位置も最初に決めておき、必要な箇所にコンセントを設置しましょう。

もちろん、生活しているうちにコンセントを使用する箇所は増えるものです。

必要ないと思わずに、ある程度呼びのコンセントも設置しておきましょう。

では建売住宅の場合はどうすればいいでしょう。

建売住宅の場合、住宅のプロ達が今までの経験や膨大なデータから、暮らしやすい間取りが最初から設計されているものです。

これはコンセントの位置も例外ではありません。

とはいえ、家庭の数だけ間取りはありますし、必要なコンセントの数も違います。

建売住宅の場合、注文住宅と違い購入前に実際に家を見ることができます。
これは非常に大きなメリットです。

参考:http://www.polus.jp/column/003.php

見学の際は、見落としやすいコンセントですが、しっかりと確認し、理想とする配置と照らし合わせるようにしましょう。

 

諸経費なめてない?

当然ですが、家の購入には数千万円という大金が必要になります。

そのため、なんどもなんども返済計画を立てることになります。

 

しかし、計算する金額が非常に大きいため、諸経費を誤差の範囲ととらえ、この辺りの計画があやふやになってしまう方が多いようです。

 

そもそも諸経費といってもその内訳は様々です。

たとえば収入印紙代。

必要になることさえ忘れがちの経費ですが、だいたい1万円ほど必要になります。

他にも建築確認申請費用は1万円から高いと数十万円

このようなちまちまとした出費がかさみますし、他にも新居に用意する家具もあるでしょう。

普段であれば、このような出費一つでも「痛い出費だな」と思うものですが、家の購入時となるとそもそもの額が大きいものなので、あまり気に留めない方が非常に多いのです。

たしかに気持ちはわからなくありません。

数千万の買い物をしている中で、あと1万円必要ですということを数回言われたところで、踏みとどまるようなものではないでしょう。

しかし、実際のローン返済は毎月数万円〜10数万円支払うものです。

そこにあと1万必要です。と言われるとどうでしょう。

生活を圧迫してくるものですから、諸経費やその他の出費もしっかりと計算してローン計画を立てましょう。

その設備本当に必要?

家を買ったはいいけど、後悔してます!という話は本当によく聞きます。

こういったら、なんですが、これから家を買うという方にはこのような話は本当に役に立ちます。

この手の話に多いのが、意外と見落としがちだったり、本当に生活していなければ気がつきにくい点での失敗談です。

家を買うときは、何部屋欲しいとか、こんな部屋にしたいとか、照明はどうしようとか、デザインの面の心配をするものです。

しかし、はっきり言ってこの手の失敗は何とでもなるし、すぐにどうでもよくなってきます。

それよりも、特に気にしてないけど、実は重要だったこと、つまりは「生活動線」であったり、配線やコンセント、生活のしやすさなどの失敗の方が大変なのです。

なかでも、水周りの計画は重要です。

最新の設備やひろいお風呂も結構ですが、本当に使用するでしょうか。

最新の設備は最初こそ物珍しくて使うかもしれませんが、実は効率が悪かったり、あしを伸ばしてもまだ余裕がある広〜いお風呂は、水道代とガス代が高くついて、結果としてシャワーが多くなったりというケースは多いのです。

他にも、窓の多い明るい家にしたいという思いから窓をたくさん設置したはいいけど、カーテン代がたかくついたり、開け閉めが面倒で、平日は閉めっぱなしの窓が多くなってしまったというケースや、窓の汚れが目立ってしまい週末は掃除窓掃除に追われてしまうというケースもあります。

明るい家にするのであれば、家の向きや天窓、など光をたくさん取り入れる方法は様々です。

もちろん、これらの設備を上手に活用して豊かな生活を送る方も多くいらっしゃいませが、まずはどうすれば便利に自分たちのライフスタイルにあった家ができるかを考えましょう。

浴室は家の中にあるべきではない!?

結露は家の大敵です。

水を通さないプラスチック製のユニットバスでも、配管や排気管に結露することがあります。

暖かい空気が温度の差で冷たいほうに引っ張られる、ということから考えると、家の天井や壁内に気流が起こり、目に見えないあちこちで結露している可能性があるんです。

浴室は本来、家の中にあるべきものではないのではと思う事さえあります。

その為、とある設計事務所では、浴室を家の角に配置させ、最低でも壁の2面、場合によったら中庭、坪庭をつくって3面を外気に面するようにしているそうです。

家に遊びの空間を作る

遊びの場をつくるときに、決まりなど何一つありません。

大切なのは、その空間で自分自身が楽しめるどうかということだけです!

家の中に遊びの場があるということは、自分の世界をもてるということではないでしょうか。

それこそ、これからの住まいのあり方といえるとおもいます。

人間にはこうした創造の遊びがまさに「癒し」となります。

そこで活力が生まれ、気持ちにゆとりが出ます。

仲間も集まり世界も広がってくる。

この遊びの場をつくるということは、なにも難しいことではありません。

このような庭でもいいでと思います!

健康的に住むためには遊びの場所が大切であるという発想をもっていれば、いまの住まいで夢を実現させることも十分可能だと思います!

 

居間の今・・・

日本の「居間」は、もともとは茶の間から始まっています。

家族でちゃぶ台を囲んでワイワイガヤガヤと食事をしたり、みんなそろってテレビを見たりしていました。

いつしかリビングルームと呼び名が変わり出したころから、ソファがでんと置かれ、客間か応接間のようになり、居間での家族の団樂が姿を消してしまいました。

子供たちは食事がすんだらさっさと自分の部屋へ戻るし、夫婦もダイニングとリビングで、それぞれ別のテレビを見ているという具合です。

この寒々しい居間に人を呼び戻すにはどうしたらいいのでしょう。

和室に施す工夫

家具をあまり置かないとが和室本来の姿ですが、現代ではなかなかそうはいきません。

茶の間であったり、居間であったりと、生活の場として使っているわけですから、テレビや茶ダンスなどをどうしても置く場面はでてきます。

こうした家具を畳の上に置くと、畳そのものを傷め、寿命を縮めてしまいます。

重い家具の足型が畳目にしっかり残っては、畳床から取りかえなくてはならないことも起こります。

しかも畳の上では家具が何となく落ち着きません。

そこで和室には、板畳が必要となります。